マシュマリー/feat.初音ミク
https://youtu.be/qtuX4cHk-vE
作曲:MIMI
作詞:MIMI
編曲:佐藤主税
イラスト:マルシェ
歌:初音ミク
1. テーマ
この歌詞は、時の流れ、自己探求、迷い、そして過去と未来の関係についての考察を中心に構築されていると感じました。過去の記憶や現在の状況と向き合い、未来への不確実性を感じる中での自己の位置付けを探るテーマが強く感じられると思います。個人的にMIMIさんの楽曲はピアノの美しい伴奏やメロディーも見どころなのでぜひとも楽曲を聴きながらこの考察を読んでいただけるとより楽しめると思います。
2. 歌詞
解れてく夢の中
どんな水平線を迷ってた?
目の前がぼやけてく
今数秒前は何処にある?
渦の中鼓動の音
すらもろくに聞こえない嗚呼分からないんだ
ため息を一つ吐いた
目は覚めたようで
行かないで僕から
掻き消して雑踏を
て浮かぶ心象も
空に融けてゆくだけ
風景が揺らいで崩れてく
崩れては漂ってさ
眠れない世界の中心で歌うだけ
感情も忘れて
終点だって泣くならば
笑っていたいんだこんな日々を
きっと此処には
意味なんてないから
暗闇でひとりぼっちで
此処はどうなってんだと問いかけた
目の前がぼやけてた
あの数秒前は海の中
鮮やかに見えた明日は
相も変わらず平凡で声も届かない
浮かぶ星はただ影を照らすだけ
見えないな返事が
置き去った言葉も
少し遠くなる
それだけなのに
照明が止まって泣いていた
泣きながら風を切って
交ざり合う季節にただ染まるだけ
感傷を残して
水面だって見えないや
見えない明日が笑うだけ
傾いた向こうで
君に出会うまで
後悔の昨日を映させて
映させてと零すだけ
倒れこむ空の底
見えた明日は綺麗で…
逆らってゆくの!
数秒前を抱きしめて
抱きしめて忘れないで
廻り出した星の空涙さえ
きっと笑えるさ夜が明ける前に
個人的に途中のピアノソロがリピートポイントですね。一回聞けばハマります。私はこの楽曲でMIMIさんの沼に落ちました笑。余談はここまでにして、次のパートで歌詞を深掘りしていきます!!
3. メッセージと特筆点
①時の遷移
「解れてく夢の中」や「今数秒前は何几にある?」というフレーズから、時間の流れや過去の追憶について考えさせられる深い歌詞となっています。初っ端から凄まじいですね。
②感覚の混乱
「目の前がぼやけてく」という言葉は、現実感の喪失や自己の位置付けの不確実性を示していると言えるでしょう。
③自己探求の難しさ
「すらもろくに聞こえない」や「目は覚めたようで」というフレーズは、自分自身を理解することの難しさを示していると感じました。
④放棄と再生
「行かないで僕から」や「空に融けてゆくだけ」は、過去の自分や現在の自分を放棄し、新しい自分を求める過程を描写していると思います。
⑤現実の過酷さ
「風景が揺らいで崩れてく」は、現実の変動や過酷さを象徴していると感じました。
⑥過去の振り返り
「あの数秒前は海の中」は、過去の思い出や経験を振り返ることもまた重要であることを伝えています。
⑦未来への不確実性
「鮮やかに見えた明日は」という部分は、未来への期待と現実のギャップを表しているのかもしれませんね。
⑧言葉の重要性
「置き去った言葉も」は、言葉の力やコミュニケーションの重要性を示しているのでしょう。
⑨感情の混乱
「感傷を残して」は、過去の思い出や経験と向き合う際の複雑な感情を表現しているように聞こえます。
⑩後悔と反省
「後悔の昨日を映させて」という部分は、過去の選択や行動への後悔や反省を表現していますね。
⑪夢と現実の狭間
「逆らってゆくの!」は、夢や理想に逆らって現実を生きることの葛藤を示しているのだと感じました。
また、特筆すべき点がいくつかあるので、それも紹介したいと思います!!
言葉の選び方
この歌詞は、感覚や感情を具体的に表現する言葉やフレーズを使用していることで、聴き手に深い感情を伝えることができます。
時間の描写
「数秒前」という短い時間を取り上げて、それを中心に物語を展開していることは非常にユニークで新しい発想だと感心しました。
明瞭と不透明なコントラスト
歌詞の中で明確な記憶とぼやけた記憶、確実性と不確実性が交錯しており、そのコントラストが歌詞の深みを増している一つの要素だと思っています。
4. まとめ
マシュマリーは、時の流れ、自己探求、そして過去と現在、未来の関係性を深く探るものであると感じました。さまざまな感情や状況を具体的な言葉で表現することで、聴き手に深い感情や共感を喚起する。また、時間という普遍的なテーマを中心に、人々の共通の悩みや考えを表現しているため、多くの人々にとって共感できる内容となっていることでしょう。みなさんはどう思いましたか?みなさんの考えをぜひコメントにお願いします!!